解説1

実用化競争に入ったグラフェン,「神の材料」の応用例が続々

高速回路やレーザ,透明電極から蓄電池まで次世代技術の中核に
NEレポート
寄稿

トヨタ,日産,ホンダはECUを何個使っているのか

注目車種の分析から探る,各社の電子制御システムの動向
佐藤 弘明 氏
富士キメラ総研 第一研究開発部門 C&E研究室 AD
インタビュー

発明市場の創出で日本メーカーを支援する

加藤 幹之 氏
米Intellectual Ventures Management,LLC,Executive Vice President 兼 日本総代表
ワールド・レポート from 韓国

スマートグリッドの標準を握れ,世界最大規模の実証実験進む

ドキュメンタリー

水に浸したらどうなるの?

米からパンを作れるホームベーカリー「GOPAN」の開発(第2回)
NEアカデミー
電子技術者のための仕事力養成講座(第4回)

コミュニケーションが生み出す,やる気とリーダーシップ

クローズアップ
  • モバイル:ソフトバンクがXGP事業を継承,TD-LTE開始に向け,秒読み
  • ディスプレイ:LEDディスプレイも3D対応へ,ヒビノが発売,38~520型で構築可能
  • 医療エレ:“ヒット商品”「Vscan」が示した,これからの医療機器に求められる条件
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編集長から

 今年最後の発行となる今号では,数年ぶりに「ヒット商品」に関する特集を企画いたしました。年末になると,多くの雑誌やテレビ番組などでも「今年の10大ヒット商品」といった企画はお馴染みです。こうしたさまざまなヒット商品特集の中で,いかに日経エレクトロニクスらしさを出せるか。そこが知恵の絞りどころなのですが,今回は我々の取材ネットワークを駆使し,海外でのヒット商品も取り上げてみました。もちろん国内のヒット商品でも,日経エレクトロニクスならではの視点で切り込んだつもりです。

 このほか最新号では,今年のノーベル物理学賞に輝き,一躍話題の材料となったグラフェンについての解説「実用化競争に入ったグラフェン,「神の材料」の応用例が続々」,米Microsoft社のジェスチャー入力機器を題材とした解説「Kinectに見るジェスチャー入力の可能性」なども掲載しております。Kinectについては,分解もしました。ぜひご一読いただければ幸いです。

 ちなみにヒット商品に関してですが,今から10年前の2000年,弊誌が実施した「読者に聞いたエレクトロニクス・ヒット商品調査」を見返すと,第1位は「プレイステーション2」,第2位は「AIBO」,第3位は「200万画素以上の高画質デジカメ」でした。そして2001年に期待する技術の一つとして挙がったのが「Bluetooth」。十年一昔とは言いますが,時の流れと技術進歩の速さを痛感する年の瀬です。

 今年も間もなく終わります。1年間,日経エレクトロニクスをご愛読いただきまして,ありがとうございました。来年も,どうぞよろしくお願いいたします。

日経エレクトロニクス編集長  田野倉 保雄

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