技術者を応援する情報サイト「Tech-On!」の自動車テーマサイト「Automotive Technology」に掲載したニュースの中から、アクセス数の多かったものを順に紹介します。

1 フィットHEVがインサイトより荷室を深くできた理由
 ホンダ「フィットハイブリッド」は、「インサイト」と同様に荷室の下に電池を配置しているが、電池を冷却するダクトのレイアウトを大幅に変更し、インサイトよりも深い荷室を実現した。電池パックの前方にあった吸気口と排気口を後方に、荷室下に配置した排気ダクトを電池パックの後方にすることで、荷室の床を電池パックの高さぎりぎりまで下げた。(10月8日)
2 【パリショー】「CT200h」、走行モード切り替え機能を搭載
 トヨタ自動車はパリモーターショーでハイブリッド車「レクサスCT200h」を出展した。CT200hは、4種類の走行モード切り替え機能を備えたのが特徴だ。発進時に自動的にEVモードとなり、48km/hまでモータのみで走行できる。ECOモードでは、アクセルペダルの踏み込み量に対して出力特性を絞り、エアコンも燃料消費量が少なくなるように制御する。(9月6日)
3 マツダ、次世代車両技術「SKYACTIV」の概要を発表
 マツダは、2011年から商品化する次世代車両技術を「SKYACTIV(スカイアクティブ)」と名付け、その概要を発表した。商品の第一弾として、14.0という高い圧縮比を実現した次世代直噴ガソリンエンジン「SKYACTIV-G」を「デミオ」に搭載し、国内において2011年前半に発売する。このデミオはモータによるアシストなしに、10・15モード燃費30km/Lを実現する予定。(10月20日)
以下、『日経Automotive Technology』2011年1月号に掲載