- 「風と太陽だけを電力源に」,トヨタやパナ電,日立などが実現
地域でも家でも蓄電池を電力の「ハブ」に利用 - 「8nm世代まで視野に入る」,FPGA製造をIntelに委託
Achronix社が22nm世代品を2011年末に出荷 - ルネサスが投入した新マイコン,旧2社の“いいとこ取り”
旧NECエレの製品を基盤に旧ルネサスの周辺回路盛り込む - くしゃくしゃに曲がる有機回路,東京大学が開発
基板の平坦化がブレークスルーの鍵に
組み込みソフトウエアの未来
プログラミングからモデル駆動開発の時代へドイツUniversity of Kaiserslautern
ドイツFraunhofer Institute for Experimental Software Engineering
モノづくりの現場を知らずに,研究開発はできない
村田製作所 代表取締役 社長
世界遺産にも導入される,エネルギー・ハーベスティング
業界最低ランクから,イノベーションの目玉へ
Ford社のテレマティクス・システム「SYNC」の開発(最終回)電子技術者のための仕事力養成講座(第3回)
視座や視点,価値観を考える 図を用いた情報整理も有効
- クルマ:基本を追求するマツダ,エンジン向上で電動車開発に挑む
- 部品/部材:装置メーカーが材料ビジネスを拡大 アルバック,千葉超材料研究所を核に
- 組み込みソフト:新手の構成管理ツールが登場,工程の概念を取り込む
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私の父は今年喜寿を迎えた,いわゆる後期高齢者ですが,とても元気です。以前,私に「今度このクルマを買おうと思っているんだけど,どう? あるいはハイブリッド車の方がいいかな?」と,パンフレットをうれしそうに見せながら聞いてきました。私は反射的に「えっ! まだクルマを買うつもりなの?」と言ってしまいました。趣味のゴルフについても新発売のクラブには相変わらず興味津々で,今なお熱心に飛距離を追求中です。
たぶん私の父のような元気な高齢者は,日本に大勢いらっしゃるかと思います。これまでニッチだった高齢者市場は無視できない,いや今後ますます成長する市場になりそうです。
しかも日本は今,世界に先駆けて超高齢化社会を迎えようとしています。日本を高齢者市場の最初の実験場として位置付けるエレクトロニクス・メーカーも現れています。日本で技術やノウハウなどを蓄積し,やがて日本と同じように高齢化社会を迎えるであろう海外にも将来的に展開していこうというわけです。こうした企業動向とともに,高齢者向けの製品やサービスに求められる要件などを最新号の特集「高齢化を味方に――日本発の製品/サービスを世界へ――」で探ってみました。既存の製品開発などとは異なる新たな視点が必要になりそうです。
このほか最新号では,11月上旬に中国・深センで開催された電動車両に関するカンファレンス「EVS25」の詳報解説「EV市場は中国から始まるのか」,11月中旬に幕張メッセで開かれたディスプレイ技術と環境デバイス技術などに関する展示会「FPD International 2010/Green Device 2010」の詳報解説「「透明」「3D」「電子ペーパー」,進化を続けるディスプレイ」なども掲載しております。ぜひご一読いただければ幸いです。
日経エレクトロニクス編集長 田野倉 保雄