「大型2次電池市場は、輸送機器分野での内燃機関からの代替やハイブリッド技術、エネルギ回生技術などの進展により、世界全体で2012年には2009年比1.9倍の1兆3197億円、15年には同3.1倍の2兆1940億円まで拡大する」――。市場調査会社の富士経済は、「エネルギー・大型二次電池・材料の将来展望2010上巻/下巻」でこうした予測を明らかにした。
 調査の対象となった2次電池は、Liイオン2次電池、電気二重層キャパシタ(ハイブリッドキャパシタ含む)、鉛2次電池、Ni-MH(ニッケル水素)2次電池、その他のNiCd(ニッケル・カドミウム)およびNAS(ナトリウム硫黄)2次電池である。

以下、『日経Automotive Technology』2010年11月号に掲載
表 世界の大型2次電池の市場規模予測
出典:富士経済