攻めの研究開発
- ルネサスの100日プロジェクト,28nm以降の生産を全面委託
インフラ向けSoCとマイコンを徹底強化 - ワインで煮たら超電導が? 物質・材料研究機構が異例の発表
臨界温度は8K,原因物質も反応機構も未解明 - NANDインタフェースで争う,東芝・SamsungがIntelらと激突
2011年初頭に決着か - 先進国市場に乗りだすMediaTek社,NTTドコモとLTE技術で提携
まずは国内の機器メーカーでの採用を目指す - 素人でも手軽に3D撮影,パナソニックのビデオ・カメラ
専用レンズを取り付けるだけ
電子書籍フォーマット「EPUB」とは何か
日本電子出版協会(JEPA) EPUB研究会
新興国でソニーが歩む,韓国企業と違う道
ソニー 業務執行役員 SVP,グローバルセールス&マーケティングオフィサー
相次ぐテレビの環境規格,消費電力の増大に懸念
このコンビなら大丈夫
三洋電機 PND「ゴリラ」の開発(最終回)知っておきたい熱設計のキホン(第4回)
各部品の熱的仕様から,空気の流れと配置を考える
- モバイル:店舗に出向かずその場で開通,移動通信の遠隔加入手法が規格化へ
- ディスプレイ:中小型液晶でIPS方式の採用が拡大,Samsung社も「iPad」向けに量産開始
- 医療エレ:ますます身近になる超音波診断装置,高性能なA-D変換器などが不可欠に
有機EL照明
「そろそろ研究開発特集の取材が始まる時期ですね」。毎年,秋が近づいてくると,大手電機メーカーの広報の方からこうした連絡を頂きます。弊誌では長年,年初号で研究開発特集を企画し,定番化していたためです。大手メーカー10数社の研究開発トップの生の声を,10ページ以上に渡ってインタビュー形式で掲載していました。ただ,電機産業を取り巻く環境がここ数年で激変し,「今,研究開発についてお話できる段階ではない」というメーカーもあったりしたことなどから,2006年を最後に従来のような体裁の研究開発特集を封印してきました。
最新号では,それを復活させました。高い組織力と個々の能力を融合させることで,今年開催されたサッカー・ワールドカップで優勝したスペイン代表のように,多くの企業が研究開発で「攻め」に転じ始めています。その様子を年初号ではなく,今,お伝えするのがベストと判断した次第です。全14社(日立製作所,パナソニック,ソニー,東芝,富士通,NEC,キヤノン,シャープ,ルネサス エレクトロニクス,ローム,村田製作所,日東電工,三菱化学,NTTドコモ)の研究開発トップの方々に今後の戦略などを伺いました。
このほか最新号では,家庭向け3Dテレビの開発の方向性などをまとめた「3Dで再燃するテレビの高画質化競争」,経済性や安全性,核不拡散などを同時に満たす理想的な原子力発電システムに関する解説「夢の原発「TWR」,実現への道」なども掲載しております。ぜひご一読いただければ幸いです。
日経エレクトロニクス編集長 田野倉 保雄