ポケット・ドクター
- 上海万博がついに開幕,中国の環境政策が明らかに
2020年までに最大30GWの太陽電池を導入へ - 対立深まるApple社とAdobe社,「iPhoneでFlash」は幻に
「進化の主導権を第三者には渡さない」とJobs氏 - ACCESSが次世代電力網に参入,IPv6で家電接続も狙う
まずはスマートメーター向けミドルウエアを提供 - 電池交換式EVがいよいよ始動,ベタープレイスが実証実験
三菱重工と奇瑞汽車が参入表明 - TDKラムダがデジタル電源量産,標準電源でもついに導入始まる
安価な8ビット・マイコン採用でコスト増を抑える - 携帯機器向けのワイヤレス給電,業界団体が伝送仕様を策定
Nokia社やPhilips社,三洋電機など主導のWPCが標準化へ - HP社がReRAMで論理ゲート,不揮発性ロジックなど視野に
不揮発性メモリ素子を「第4の2端子基本素子」と位置付け
金融危機後も経済はへこたれず,進む都市/新エネルギー開発
まさかここで失敗するとは
ソニー「TransferJet」の開発(第5回)知っておきたい ディスプレイ&映像の技術(第2回)
多眼表示やインテグラル方式で,さらなる観察範囲の拡大を目指す
- 家電:誰でも“App Store”,OESFが開発基盤を提供
- 半導体:市況の回復が鮮明に,大手メーカーが投資を再開
- エネルギー:2009年の太陽電池設置量で日本は3位,イタリア,チェコ,米国が急伸
3Dテレビ
「なんか,体がだるい。熱っぽいし,カゼかな」。ほとんどの方はこうした経験をお持ちでしょう。そんなときは多くの場合,体温を測るに違いありません。「最近,暑くもないのに汗ばむことが多い」「心臓がなぜかドキドキすることがある」。こういった場合は,どう対応するでしょうか。いずれも体温計のような計測ツールは身近にありません。仮にあったとしても,得られたデータをどう解釈すべきかも分かりません。
日常生活において何気ない体の変調を的確に教えてくれるものがあったら,きっと大いに助かることでしょう。ユーザーの生活に溶け込みながら生体情報や行動などを小刻みに計測・記録し,そのデータを基にヘルスケアに関するアドバイスや情報を提供してくれる。そんな「ポケット・ドクター」ともいうべきシステムが今,実現に向けて動き始めました。携帯電話事業者や大手商社などがこの分野に続々と参入しているほか,いろいろな生体情報を測定するための各種センサや機器も登場しています。活気づき始めた市場の動向や技術の詳細などを今号の特集「ポケット・ドクター」でまとめました。
このほか最新号では,iPad解剖シリーズの第2弾として同機のユーザー・インタフェースに焦点を当てた解説「iPadのインパクトを検証する」,従来の有機電解液の代わりに固体電解質を用いた,電動車両向けや定置向けの大型電池に関する解説「次世代電池は『全固体』へ」,北京で先日開催された「Intel Developer Forum 2010 Beijing」の詳報解説「中国に接近するIntel社,組み込み機器の市場を狙う」なども掲載しております。ぜひ,ご一読いただければ幸いです。
日経エレクトロニクス編集長 田野倉 保雄