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1 【トヨタ・リコール:識者の見方】トヨタはどう再生すべきか
 モジュラーデザインの第一人者でトヨタ研究家の日野三十四氏は、「品質は会社の成長の原動力にも命取りにもなる」ことを痛感する必要があるとする。日本の製造業は、業務の拡大に追われ、品質に関する能力が低下しているのではと指摘する。「品質管理セミナー」(日本科学技術連盟)の受講者数は、1991年まで毎年1000人だったが、近年は200人前後という。(3月5日)
2 【トヨタ・リコール:識者の見方】トヨタはいかに道を誤ったのか
 一連の品質問題で揺れるトヨタ自動車だが、国際規格制定よりもはるか以前に品質マネジメントの体制を構築するなど、品質向上を常にリードしてきた存在だった。同社でなぜ今回のような問題が起きたのか。日野三十四氏は、創業理念が風化しつつあると指摘する。品質とは関係が薄そうな創業理念だが、製品段階での品質検証の重要性を説いているという。(2月22日)
3 帝人、軽量コンセプトカー「PU_PA EV」を製作
 帝人は、グループ各社が持つ素材、技術を集約し、質量が500kgを切る軽量コンセプトカー「PU_PA EV」を製作した。同社素材の車体のほか、モータや電池、駆動系やステアリング系は購入品を組み合わせ、実際に走れる。ただし、ライトの光量不足、エアバッグなしなどの問題があり、この仕様のままナンバーを取って公道を走ることはできない。(3月30日)
以下,『日経Automotive Technology』2010年7月号に掲載