スマートメーター事業を見据えた新会社を設立
(図:東京電力の資料を基に本誌が作成)

 「太陽光発電の急速な普及やスマートグリッドに関する検討など,新しい仕事や課題にしっかり対応するためには,部門の壁を超えたチームワークが重要である」(東京電力 取締役社長の清水正孝氏)。

 東京電力がエネルギーの効率利用に向け,家庭や事業所の電力利用状況をきめ細かく監視できる高機能型の電力量計(いわゆるスマートメーター)について,実証試験を検討していることが明らかになった。

 早ければ2010年中にも,同社の管内にスマートメーターを設置し,宅内機器ごとの個別の電力利用状況を把握して表示するサービスや,遠隔検針などを行うとみられる。投資予定金額は明らかにしていないが,将来的な導入規模は2000万台以上になる可能性がある。

『日経エレクトロニクス』2010年1月25日号より一部掲載

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