Chrome OSのユーザー・インタフェース

 「テレビのように,電源を入れたらすぐにWebアプリを利用できる」(米Google Inc., Product Management,Vice PresidentのSundar Pichai氏)。Google社が小型・低価格のネットブックなどに向けて開発している新OS「Chrome OS」がベールを脱いだ。同社の狙いは,米Microsoft Corp.のWindows製品からシェアを奪うことではないという。Google社などが提供するWebアプリの利用を促進するため,それに特化したネットブックを実現するOSを,自ら提供する。

 Chrome OSでは,すべてのアプリがブラウザー上で動作する。Google社によると,台湾Acer Inc.や台湾ASUSTeK Computer Inc.,米Hewlett-Packard Co.を含むパソコン・メーカー5社が,Chrome OSのサポートを表明している。2010年の年末商戦には,このOSを搭載したネットブックが登場しそうだ。

『日経エレクトロニクス』2009年12月14日号より一部掲載

12月14日号を1部買う