米Apple Inc.の「iPhone」を手本にしつつ,よりオープンな特徴を持つ中国生まれの高機能スマートフォン。それが「OPhone」である。

 米Google Inc.が中心になって開発している携帯電話機向けソフトウエア・プラットフォーム「Android」は,ソース・コードが公開されており,誰でも自由に改変できる。この特徴を生かし,中国の事情に合わせてカスタマイズされたAndroidベースのスマートフォンとしてOPhoneは生まれた。

 中国の携帯電話事業者であるChina Mobile Communications Corp.(中国移動)が企画し,2009年8月に正式に発表した。OPhoneの仕様に沿ったスマートフォンは,中国で2009年内に7機種,2010 年には計20機種以上が販売される予定だ。中国独自の3G規格であるTD-SCDMAに対応した製品になる。

『日経エレクトロニクス』2009年11月30日号より一部掲載

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