事業環境の激しい変化にさらされているのは,デバイス・メーカーだけではない。製造装置メーカーも従来と同じ発想では生き残れない。デバイス市場の成長鈍化やデバイス・メーカーの集約により,装置需要が飽和し,受注のリスクが増大したためだ。先端投資を続ける少数のデバイス・メーカーを囲い込む戦略に加えて,今後は半導体やFPD以外の新しい事業領域へ足を踏み入れていく必要がある。そこでは,単に装置を売るだけの事業モデルが成立しない可能性がある。デバイス業界のいかなる場所で事業を営むのか。再定義する必要が出てくる。