一発逆転に向け準備万端
主役を狙う
伏兵技術
技術開発は筋書きのないドラマ。しかし現実には、誰もが「順当に行けばこう進むだろう」と考える筋書きがある。その筋書きを破壊し、書き換え、自分が前に出ようと、主役から外れた“伏兵”たちが自分の技術を磨く。キャパシタやインホイールモータ、SOFC(固体酸化物型燃料電池)の、伏兵としての実力を探った。
CFRPボディとV10エンジンの「レクサスLFA」
環境車が勢ぞろいした第41回東京モーターショーの会場で異彩を放ったのが、トヨタ自動車「レクサスLFA」のプロトタイプ。国内メーカーの市販車として初めてCFRPボディをまとい、専用開発のV型10気筒エンジンを載せた。さらに500台限定で3750万円という価格も日本車の常識を覆した。軽量化、高性能化でトヨタグループの技術力を結集したLFAの全貌を明らかにする。
乗用車でも非接触充電
電気自動車は、家庭や駐車場で電源ケーブルをつないで充電できるのが特徴だ。しかし、航続距離の問題からガソリン車の給油の頻度と比べて頻繁な充電が必要となるため、利便性が低くなる可能性がある。この解決策として期待されているのが、電磁誘導などを利用してケーブルレスで充電しようという「非接触充電」だ。
- Audi社の軽量化技術
- 電気自動車の開発支援ベンチャー
- CEATEC JAPAN 2009
- CSM社のパワートレーン技術予測
- ジェイテクトの低価格電動パワーステアリング
- NSKの遊星歯車用軸受
- 日立の低価格ESCセンサ
- プラグインハイブリッド車の燃費算出基準
- スズキが「パレット」を部分改良
- 日立ビークルエナジーのLiイオン2次電池新生産ライン
- 日産自動車「フーガ」
11の新技術を搭載
独自方式のハイブリッド車も投入 - トヨタ自動車「マークX」
安全性を高めつつ価格は低減
上級車種は排気量を3.0Lから3.5Lへ - ホンダ「ステップワゴン」
車体を大型化し、クラス最大の室内
CVTの採用で燃費もトップレベルに - Volkswagen社「ポロ」
7速DCTで燃費を29%向上
2010年には1.2LのTSIを追加 - トヨタ自動車「ランドクルーザープラド」
ロール制御に空気ばね組み合わせる
3列目シートを半分の厚みで収納
第41回東京モーターショー
トヨタ、ホンダも電気自動車 内燃機関の逆襲も始まる
フランクフルトモーターショー2009
欧州メーカーもEVへ動く HEV、PHEVはLiイオン電池へ
エンジニアの仕事
「満足しない心」で進化させたカーナビ
ホンダ インターナビ事業室 室長 今井 武氏
明日を読む
将来のクルマは「パーソナルな電車」になる
太陽経済の会 代表理事 山崎養世氏
グローバル新潮流を追う
第4回 デトロイト3の行方
GM社はOpel社売却を中止
燃費ナンバー1目指すFord社
部品メーカー 再成長へのシナリオ
最終回 戦略の見直し
環境変化のシナリオを用意し
事業の発展性、戦略的な意義から判断
ITでクルマはこう変わる
第4回 携帯端末向け位置情報サービス
無線LANの電波情報を活用し
現在地を推定する
欧州ジャーナリストの視点
Tata社によるJaguarブランドの買収は
同ブランドの将来を明るくした
研究者の視点
技術開発競争で勝ってもビジネスモデル開発競争で
勝たなければ意味がない
自動車部品進化論
第16回 転がり軸受
電動化では高回転化に対応
新興国向けの低価格品も用意
- 「次の100年に向けて電池の2次利用を検討す」
- 「中国でも競争力のないメーカーは淘汰される」
- 「F1で得た技術は商品に注ぎ込む」
- 車載用半導体市場は2010年後半から回復へ
- 【日本市場】トヨタ「プリウス」が月販台数3万台超え
- 【中国市場】Hyundai社の「悦動」が2位に上昇
- 【米国市場】廃車インセンティブ制度の終了で9月は74万台に落ち込む
- 【欧州市場】6カ月連続で「Golf」「Fiesta」が1位、2位
1.【東京モーターショー】トヨタ、小型FRスポーツカーなどを出展
2.【東京モーターショー】ホンダ、「CR-Z」やEVコンセプトを出展
3.【東京モーターショー】マツダ、次世代エンジンを出展
――ほか
- GPS機能内蔵のプロセッサ 3次元グラフィックス機能を統合 ――ほか
環境変化のシナリオを用意し
事業の発展性、戦略的な意義から判断
無線LANの電波情報を活用し
現在地を推定する
同ブランドの将来を明るくした
勝たなければ意味がない
電動化では高回転化に対応
新興国向けの低価格品も用意