伝送状況の変化に自律的に対応

 長野日本無線は,自動車やパソコンなどにワイヤレスで給電することを想定した電力伝送装置(いわゆるワイヤレス給電装置)を開発した。直径60cmの送受電コイル間の伝送効率は,コイル間距離が26cmの場合に98%以上,40cmで95%,60cmで90%以上である。本誌取材に対して,約30Wの交流電力を伝送して電球を点灯させたり,玩具(約2Wの直流で駆動)を動作させたりする実演を見せた。

『日経エレクトロニクス』2009年10月5日号より一部掲載

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