初めてのUSB 3.0認証品

 パソコンなどに向けた次世代の外部インタフェース規格「USB 3.0」(SuperSpeed USB)の実用化が近づいている。2009年末~2010年前半にかけて対応機器が登場する公算が強まった。その一方で米Intel Corp.は,USBの次を狙う外部インタフェース規格「Light Peak」(開発コード名)を開発中であることを明らかにした。実用化の目標時期は2010年。船出を目前に控えるUSB 3.0に,思わぬ競合相手が出現した。

 USB 3.0の規格推進団体であるUSB Implementers Forum(USB-IF)は2009年9月21日,NECエレクトロニクスのホスト・コントローラIC「μPD720200」が世界で初めてUSB 3.0の認証を取得したと発表した。NECエレクトロニクスは翌日から開催された「Intel Developer Forum 2009」(IDF2009)に同ICを出展し,USB 3.0での外部ストレージ機器への書き込みが,同 2.0での書き込みよりも10倍近く速い様子を見せた。

『日経エレクトロニクス』2009年10月5日号より一部掲載

10月5日号を1部買う