CMOSセンサーの高感度化技術BSI(裏面照射)をイメージ・センサー各社が相次いで採用している。BSI技術の導入によって,CMOSセンサーのCCDセンサーに対する唯一の欠点ともいえた感度の低さが解消する。CCDセンサーの最後の砦といえた1000万画素以上のデジタル・カメラや500万画素以上のカメラ付き携帯電話機を,BSIの量産化でCMOSセンサーが対象にできるようになる。ただしBSI型には製造コストが高いという課題がある。センサー各社は,BSI型の加工コストの低減を進めている。