日経テクノロジーオンライン

日経エレクトロニクス2009年8月24日号

田野倉 保雄=日経エレクトロニクス
2009/08/20 16:00
 
特集

忍び寄る1GHz超ノイズ

甘く見るべからず
解説2

3.9Gに突き進むモバイル

トラフィック激増を無線LANが救う
NEレポート
論文

放送や無線タグの電波からエネルギーを「収穫」

Alanson P. Sample
米University of Washington,米Intel Research Seattle Research Assistant
Joshua R. Smith
Intel Research Seattle,Principal Engineer
米University of Washington,Electrical Engineering. Affiliate Assoc. Prof.
インタビュー

不況時こそ研究開発に投資,好況期にライバルを引き離す

Jack Sun氏
台湾TSMC,Vice President, Research & Development
ドキュメンタリー

考え抜いてきたが,現実は甘くなかった

リコーのカメラが復活したわけ(3)
クローズ・アップ
  • 家電:続々登場する低価格地デジ・チューナー,総務省が目指した5000円は実現せず
  • 半導体:攻めに転じたエルピーダメモリ,日台連合を視野に技術開発を加速
  • エネルギー:民生機器や電動車両だけじゃない,大型Liイオン2次電池の展開が加速
キーワード

コモンモード・チョーク・コイル

編集長から

 携帯電話や無線LAN,GPSなどでは,周波数帯域がGHz帯の通信技術を利用しています。こうした携帯電話やGPSなどへの妨害を避けると意味で,電子機器が発する電磁雑音(ノイズ)に関するEMI規制が改定され,従来よりも厳しい内容になります。要は,パソコンやプリンターなどの電子機器の放射電磁雑音が,携帯電話といった通信機器などに悪影響を与えないようにするために,規制を厳しくするわけです。

 この規制の基になっているものは,2005年に発行された国際規格CISPR22というもの。プリンターや複合機,パソコンなどの「情報技術装置」について,規制対象となる放射電磁雑音の周波数帯域の上限を従来の1GHzから6GHzまで一気に高め,規制範囲を広げます。このCISPR22が,2010年10月に欧州や日本を皮切りに世界各地でいよいよ法制化されるため,機器メーカーは対応を求められることになります。

 しかも,1GHz以上の放射電磁雑音に対する規制の波は,次第にエレクトロニクス業界全体を巻き込む大波になっていきます。情報技術装置を対象とするCISPR22に,テレビなどの放送受信機やDVDレコーダーといった関連機器を対象とするCISPR13が加わり,新しい規格CISPR32として拡張するためです。対象機器も,ゲーム機や携帯型オーディオ・プレーヤー,電子辞書などデジタル家電機器全般に及びます。

 この新たなEMI規制に対して,機器メーカーはどういった対策を採ればいいのか,規制の影響はどれだけあるのか。日経エレクトロニクスの最新号8/24号の特集「忍び寄る1GHz超ノイズ,甘く見るべからず」でまとめました。

 このほか最新号では,1Gビット/秒を超える高速無線通信を実現できるとして期待を集めているミリ波通信に関する解説「ミリ波通信,傍流との決別,見えてきたコスト低減シナリオ」,移動体通信網のトラフィック激増に対処するための新たな取り組みをまとめた解説「3.9Gに突き進むモバイル」なども掲載しております。ぜひ,ご一読いただければ幸いです。

日経エレクトロニクス編集長  田野倉 保雄

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