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1 新型「プリウス」、“一人四役”のリングギアで軽量
 トヨタ自動車の新型「プリウス」では、トルクを下げ、モータ回転数を上げて出力をかせぐことでハイブリッドシステムを大幅に軽量化できた。動力分割機構から最終減速機に回転力を取り出す方法を、チェーンから歯車に変え、減速機構と動力分割機構の遊星歯車の内歯車を1枚の大径リングギアに統合した。出力ギア、駐車用ギアを兼ねる、“一人四役”となる。(5月18日)
2 トヨタ、新型「プリウス」を発売、走りの性能を向上
 トヨタ自動車は、ハイブリッド車「プリウス」を全面改良し、2009年5月18日に発売した。排気量を1.5Lから1.8Lに増やしたことで、高速走行時の回転数を低く抑え、燃費を向上させた。販売目標台数は月間1万台だが、すでに8万台を超える受注があるという。価格は205万円から。トヨタの堤工場と、トヨタ車体の富士松工場で生産する。(5月18日)
3 富士重工、5代目となる新型「レガシィ」を発売
 富士重工業は、「レガシィ」シリーズを全面改良し、2009年5月20日に発売した。5代目となる新型レガシィは、走行性能、環境性能、快適性などを向上させるため、新開発のチェーン式縦置きCVT(無段変速機)「リニアトロニック」や、新しいエンジンマウント構造の「クレードル構造マウント」を採用した。価格は236万2500円から。販売目標台数は月間3000台。(5月20日)
以下,『日経Automotive Technology』2009年9月号に掲載