シャープ製の太陽電池モジュール

 KDDIがauブランドの2009年夏モデルとして投入する携帯電話機「SOLAR PHONE SH002」。シャープが手掛けるこの端末の大きな特徴が,筐体の背面部に国内初となる太陽電池モジュールを搭載することだ。電池残量がゼロの場合などの非常時に,補助電源として利用できる。「快晴時に約10分間充電した場合,通話で約1分間,待ち受けで約2時間程度利用できる」(KDDI)とする。

 本誌は,2009年6月5日に東京都で発売されたSH002を入手し,技術者の協力を仰ぎながら分解を試みた。

 まずは,太陽電池モジュールを搭載する表示部を見る。搭載する太陽電池モジュールは,シャープが開発したもの。外形寸法は,約67.5mm× 41.0mm×0.8mm。厚さ0.8mmを実現するために,半導体パッケージ技術を駆使したとする。

『日経エレクトロニクス』2009年6月29日号より一部掲載

6月29日号を1部買う