同調査の対象は、センサ6品目、ディスプレイ6品目、センサモジュール12品目、受動部品7品目、半導体デバイス9品目、その他部品(ワイヤハーネスなど)8品目の合計48品目(表)。同社は調査結果を2008年秋に発表したが、リーマンショック以降に自動車需要が激減したことを受けて12月に修正。今回の結果は修正したデータを基にまとめたもの。
車載電装品の市場は自動車の生産台数に大きく左右される。同社は2007年の世界自動車生産台数を7310万台、2008年を7150万台、2009年を6322万台とみている。これに伴って、2007年に9兆8145億円あった世界の車載電装品の市場は、2009年には8兆3545億円まで落ち込むと予想している。
しかし、2010年ごろから自動車生産が回復に向かうことから、2012年には10兆円を超え、2013年には2007年を10%上回る規模に拡大するとみている。
以下,『日経Automotive Technology』2009年7月号に掲載
表 車載電装品の世界市場予測