特集

メーカー6社の研究開発リーダーが語る
2020年への
CO2削減戦略

世界の自動車産業にとって、これからの10年は、まさに生き残りをかけた10年になる。完成車メーカー各社は経済危機に耐えつつ、環境問題への対応を進めなければならない。経済は待てば回復しても、環境問題への対応は、一つ間違えば企業の存続を大きく左右する。環境サバイバルレースの幕が切って落とされた。

  • Part.1 95g/kmへの道
  • Part.2 メーカー6社が語るシナリオ
  • 解説

    「 Liイオン2次電池の次」を探せ

    Liイオン2次電池は自動車用の電池として本命である。しかし、エネルギ密度はガソリンとは比べものにならないほど小さい。破壊すれば、燃える可能性も否定できない。こうした問題を解決するため「Liイオン2次電池の次」を模索する動きは既に始まっている。電解液の代わりに塩や固体の電解質を使って有機溶媒をなくす、Liイオンの代わりに金属Liを使うなど、まったく動作原理の違う新しい電池だ。

    内装にもエンジンルームにもバイオ樹脂

    植物を原料とする“バイオ樹脂”の使用範囲が広がっている。石油を原料とする従来の樹脂に混ぜるものから、植物から作った樹脂で完全に置き換えるものまである。内装だけでなく、耐熱性や耐久性の確保が厳しいエンジンルームにまで使われだした。


    技術レポート

    新車レポート

    展示会レポート

    上海モーターショー2009

    電気自動車の展示が多数 2009年中に市場投入へ


    エンジニアの仕事

    ユーザー視点にこだわる“エンジン屋”

    マツダ プログラム開発推進本部 主査 猿渡 健一郎

    明日を読む

    米国市場は回復基調 買い替え補助にも期待

    日本自動車工業会会長 ホンダ会長 青木 哲

    グローバル新潮流を追う

    第1回 米国の電気自動車
    コスト重視で民生用「18650」型
    Liイオン2次電池を搭載

    部品メーカー 再成長へのシナリオ

    第1回 設備投資を見直す
    選択と集中で適正規模に
    内製か外注かを定量的に判断

    ITでクルマはこう変わる

    第1回 カーナビの地図更新
    道路をつながりで管理し
    必要なデータだけを短時間で書き換え

    欧州ジャーナリストの視点

    排ガス規制の強化、燃料高騰、
    ガソリンエンジンの燃費向上で
    欧州のディーゼル比率は低下へ

    アナリストの視点

    自動車産業の“社会主義化”
    保護主義を招くリスクにも留意を

    自動車部品進化論

    第13回 ターボチャージャ
    ダウンサイジングで装着増える
    小型化しながら効率は高める

    連載講座

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    Market Watch

    • 車載電装品の市場規模は2013年に2007年比110%に
    • 【日本市場】ホンダのハイブリッド専用車「インサイト」は21位に後退
    • 【中国市場】政府が1.6L以下のモデルの購入税を半分にする支援策
    • 【米国市場】市場全体は34%減まで回復するが、4月は全社がマイナス
    • 【欧州市場】廃車報奨金制度を実施している一部市場が活性化

    NewsIndex

  • 1.「プリウス」の価格設定に対し、ホンダ側は「すごい会社だ」
  • 2.富士重工、新型「レガシィ」のセダンの画像を公開
  • 3.2008年の低燃費ガソリン車、「プリウス」がトップ
  •    ――ほか
  • 新製品

    • 省燃費運転を支援する情報ユニット、アクセルの踏み過ぎや瞬間燃費を表示 ――ほか