電話会議の分かりにくさを改善へ
電話会議の分かりにくさを改善へ

 OKIは,組み込み機器向けの「小型音源分離モジュール」を開発した。雑音や複数の人の声が混じった音声から特定の人間の声を雑音を抑えながら取り出す機能を実現する。

 特徴は,演算量を従来の一般的手法の約1/10に減らして小型化と処理遅延の低減を実現したこと,一般の安価な小型マイクを利用できることなどである。同社は,IP(intellectualproperty)の形で携帯電話機のミドルウエアや電話会議,テレビ会議システムなどへの実装を目指すという。

 同モジュールはOKIが,早稲田大学 理工学部 理工学術院/情報理工学科 教授の小林哲則氏との共同研究で開発した。

『日経エレクトロニクス』2009年5月4日号より一部掲載

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