住友大阪セメントと東北大学 未来科学技術共同センター 教授の大見忠弘氏の研究グループは共同で,Fe-Ni合金ナノ粒子を用いたアンテナ素子向けの磁性材料を開発した。1M~2GHzの高周波で,高い透磁率と低い磁気損失を両立する。アンテナ基板として用いた場合の波長短縮効果は,「2.4GHz帯を利用する無線LANなどのアンテナ素子によく使用される,一般的なセラミック誘電体よりも高くなる」(住友大阪セメント) という。