趙 章恩(チョウ・チャンウン)
ITジャーナリスト

 リーマン・ショックに端を発した世界同時不況が韓国経済に大きな影を落とす中,韓国のエレクトロニクス・メーカー各社は将来に向けた投資として環境対策に力を入れている。

 Samsung Electronics Co., Ltd.は2009年2月,スペインで開催された携帯機器関連の展示会「Mobile World Congress(MWC)2009」で,「環境への配慮」を前面に押し出した携帯電話機「Blue Earth」を初公開した。最大の特徴は,筐体背面に太陽電池パネルを搭載することで,電気が開通していない所でも充電できる点。「いつでもどこでも通話するのに十分な電力を太陽電池で生み出せる」(同社)という。