【特集】カイゼン事例50

「今だからこそカイゼン」。そう考える人が増えている。設計者は,現状を見直す時間をなんとか確保できるようになった。工場では,生産ラインをいったん止めて抜本改革に挑めるようになった。こうした状況変化を前向きにとらえてのカイゼンブームが起こりつつある。そこで今,求められているのは,日常的な守りのカイゼンではない。攻めのカイゼンだ。言い換えれば,これまでやってきた「日常カイゼン」に対し「改革カイゼン」。編集部が総力を挙げて取材した50事例を,この際にぜひ活用していただきたい。(池松由香,高田憲一,藤堂安人)


【特集】カイゼン事例50

サブプライムローン問題に端を発した世界同時不況の波は,日本のメーカーを直撃している。電機業界も自動車業界も総崩れ。2008年秋ごろから減産に次ぐ減産が続き,工場の稼働時間はいまだに半減したままだ。非正規社員の多くは既に切られた。技術者の職場にも,暗い影がさし始めている。この状況を打開する方法は,ないものなのだろうか。(以下,「日経ものづくり」2009年3月号に掲載)


【特集】カイゼン事例50

 メーカーにとってカイゼンは,「攻め」というより「守り」の活動だと思われがちだ。しかし,本質的にはその逆だと言っていい。自動車向け樹脂部品などを開発・製造するダイキョーニシカワ(本社広島県・坂町)は,そのことを強烈な体験を通じて深く理解している一社だ。(以下,「日経ものづくり」2009年3月号に掲載)

【特集】カイゼン事例50

 上越新幹線の燕三条駅からクルマで約20分。周りは一面の田んぼという田園地帯に北越工業の本社 工場はある。主力製品は,土木工事や工場で使うスクリュ・コンプレッサとエンジン付き発電機である。(以下,「日経ものづくり」2009年3月号に掲載)

【特集】カイゼン事例50

 ハイエンドのプリント基板やサーバなどを製造する日立コンピュータテクノロジー&マニュファク チャリング(以下,日立CTM)は,ありとあらゆる物と業務に表示を付け,工場を丸ごと見える化し,業務効率を高めている。(以下,「日経ものづくり」2009年3月号に掲載)