中国のPHSサービス「小霊通」が,今後3年以内に廃止される見通しになった。中国政府の工業信息化部が2009年2月3日,中国国内でPHSサービスを提供している中国China Telecom社(中国電信)および中国China Unicom社(中国聯通)に,「2011年末までに1900M~1920MHzの周波数帯で提供している無線サービス(PHSサービス)から立ち退くこと」という通達を送ったためである。

 中国でのPHSの廃止は,次世代PHS技術「XGP」の世界展開を計画するウィルコムや,PHS端末を中国市場でも販売してきたシャープなどにも多大な影響を与えそうだ。