Audi社の「A6」 スーパーチャージャでダウンサイジング 排気量3.0LでV8・4.2L並みのトルク

 ドイツAudi社は2009年1月にフルタイム4輪駆動システム「クワトロ」を備える「A6」を部分改良して国内発売した(図)。最も大きな変更は、排気量3.0LのV型6気筒エンジンに米Eaton社製の新しいスーパーチャージャを採用したことだ。

 これまでA6には排気量2.8L、3.2Lの自然吸気V型6気筒直噴エンジン、4.2Lの自然吸気V型8気筒直噴エンジンをラインアップしていた。部分改良では、2.8Lエンジンを出力向上して残す一方、3.2Lと4.2Lを廃止して3.0Lのスーパーチャージャ付きV型6気筒直噴エンジンに置き換えた。スーパーチャージャはVバンクの中央に配置し、その両脇に水冷インタークーラも納めている。

Audi社の「A6」
Audi社の「A6」
排気量3.0Lのスーパーチャージャ付きV型6気筒直噴エンジンを搭載。