Automotive Technology Day 2008 autumn 環境対応で動力が変わる 情報装備で使い方が変わる

 2008年11月27日に都内で開催されたAutomotive Technology Day 2008 autumn(主催:日経BP社)では、環境問題への対応、情報装備の拡充が自動車の将来を左右する点を再確認し、それに対応した自動車関連技術の重要性を明らかにした。

 まず演壇に立ったアイ・ビー・エムインダストリアル事業インダストリー・ソリューション・センター自動車産業担当マネージャーの江崎智行氏は、「『つながる』クルマ」のタイトルで、2020年のクルマと自動車業界を展望した(図)。同社が世界15カ国の自動車メーカー、部品メーカー、影響力のあ る第三者など125人にインタビューした結果を報告した。BRICs企業の回答が全体の27%を占める。

日本アイ・ビー・エムの江崎智行氏
日本アイ・ビー・エムの江崎智行氏
「日本の自動車メーカーは脱石油燃料に悲観的」と説く。