運び人形のソフトウエア(組み込みプログラム)を開発していく上でポイントとなるものの一つが,割り込み処理である。今回は,茶運び人形の制御用MCU(Micro-Controller Unit)として「H8/3052B」(ルネサステクノロジ)を活用することを念頭に,割り込み処理を含む,組み込みプログラムを作成する際に必要となる基本知識について解説する(表)。(以下,「日経ものづくり」2009年2月号に掲載)
表●開発設計の各過程で必要となる検討項目
今回は,機能設計における「コントローラと周辺回路」,ソフトウエアにおける「リアルタイムOS」「割り込み処理」「プログラミング技術」について取り上げる。