米Google Inc.は2008年12月8日,Webブラウザー上でx86の機械語コードを直接実行できるようにする技術「Native Client(NaCl)」を公開した(http://code.google.com/p/nativeclient/)。正式なサービスではなく,研究プロジェクトの一つである。Webアプリケーションのクライアント側の処理には現在,JavaScriptが使われているが,3次元グラフィックスといった処理はJavaScriptには荷が重かった。こうした重い処理をC言語で記述し,コンパイルしたコードをNaClで実行することで,より高機能で高速なWebアプリケーションを実現できる。