ハリウッドの重い扉をこじ開けたのは,米Apple Inc.や米Microsoft Corp.ではなく,日本のDVDレンタル/販売大手「TSUTAYA」だった─。

 国内で映像配信サービスを手掛けるツタヤオンラインは,アクトビラに対応するデジタルAV機器に向け,視聴期間に制限を設けない「セルスルー配信」に対応したHD動画ダウンロード・サービスを2008年12月19日に始めた。HDDに記録した映像を,Blu-ray Discなどの記録媒体へ最大2回書き出せる。HDD内に多数の映画をコレクションしたり,外部媒体にコピーして持ち出したりといったユーザー体験を,HD映像で実現してみせた。