パリモーターショー2008 ハイブリッド車や小型車など 環境性能を重視したモデルが登場

2008年10月に開催したパリモーターショー2008(Paris Mondial de l'Automobile 2008)では、各社がハイブリッド車や電気自動車、小型車などを出展して、低燃費の取り組みを前面に打ち出した(図)。ホンダ「インサイト・コンセプト」、Audi社「A1 Sportback concept」、日産自動車の電気自動車「Nuvu」、スズキの欧州向け「Alto」などが注目を集めた。

ハイブリッド車の新しい提案

 ハイブリッド車の出展では、低価格志向のホンダ、スポーティー志向のAudi社、ディーゼルを組み合わせるPeugeot社など、次世代の取り組みに注目が集まった。
 ホンダが公開した「インサイト・コンセプト」は、車両価格を抑えることを重視して開発した。「トヨタがハイブリッドモデルをレクサスなど上位車種に広げているが、当社はインサイトを普及価格帯に展開することで多くの人に乗ってもらえるようにする」(同社)という。

会場の用様
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