トヨタ自動車「iQ」 4人乗り、3m以下の超小型車 エンジンは車軸の後ろに横置き

トヨタ自動車は全長3m弱でありながら4人が乗れる小型車「iQ」を発売した(図)。国内の目標販売台数は年間3万台、欧州ではパリショーでのコメントで年間8万台。専用部品が多いこともあって現地生産は難しく、愛知県の高岡工場で生産して輸出する。トーボード前の空間、幅方向の余裕などを巧みに使い、レイアウトを成立させた。

 国内仕様は「ヴィッツ」で実績のある排気量1.0Lの3気筒ガソリンエンジン「1KR-FE」に、アイシン・エィ・ダブリュ製のCVT(無段変速機)を組み合わせた。燃費は、10・15モード走行が23.0km/Lで、JC08モード走行が21.0km/L。価格は140万円から。
 助手席が運転席より前にある左右非対称レイアウト。助手席の後ろに大人、運転席の後ろには子供が乗ることを想定しており、大人3人と子供1人の計4人が乗れる。

トヨタ自動車の「iQ」
トヨタ自動車の「iQ」