東レはNEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の委託事業で開発したCFRP(炭素繊維強化樹脂)製プラットフォームを公開した。フロアパネルは鋼板製の30kgから約半分の15.5kgに軽量化、新開発の樹脂で成形時間も10分以内に短縮した。
CFRPは自動車軽量化のための新素材として期待されている。しかし、成形時間が長い、材料および加工コストが高いことがネックとなっている。
NEDOが東レ、日産自動車に委託した「自動車軽量化炭素繊維強化複合材料の研究開発」プロジェクトでは、プラットフォームなどの構造部材へのCFRP適用を狙い、強度・剛性に優れる長繊維を使いながら、生産性が高く、軽量なプラットフォームを開発した。
CFRP製ドア内側パネル