【詳報】複雑/高精度な5軸加工で新市場開拓へ JIMTOF スクープ潮流 2008に設備投資戦略を探る

 国発の金融危機の影響を受け,自動車各社が減産に走ったり中小企業の資金繰りが悪化したりと,設備投資意欲が国内外を問わず急激に冷え込んできた。日本工作機械工業会によれば,2008年10月の工作機械受注額(速報値)は810億円。これは,前年同月比で実に40.4%減,2002年1月以来となる6年9カ月ぶりの大きな落ち込みだ。工作機械分野に猛烈な逆風が吹き荒れる中,今回の「第24回日本国際工作機械見本市(JIMTOF 2008)」(2008年10月30日~11月4日)は開催された。(以下,「日経ものづくり」2008年12月号に掲載)