ホンダのカーナビ向け新サービス

 ホンダは車載情報サービス「インターナビ・プレミアムクラブ」の新サービスとして、目的地までの最適なルート情報を提供する「インターナビ・ルート」を追加した。ETC割引ルートや省燃費運転ルートなどを用意する。2008年9月に部分改良した「レジェンド」から採用を始める(図)。

 ホンダのインターナビ・プレミアムクラブは、サーバ側でユーザーの走行情報(フローティングカー情報)を収集し、ユーザー間で情報を共有するサービス。これまでは、サーバからカーナビに渋滞情報を提供し、カーナビ側で渋滞情報を考慮したルートを計算していた。新サービスは、この機能に加えてサーバ側で目的地までのルートを計算する機能を備えた。
 新サービスは、カーナビの画面上に入力した出発地と目的地の情報をインターナビのサーバに送信しルートを計算する。サーバは高性能なマシンを使うため、プロセッサやメモリー容量の制約がなく、ユーザーはこれまで以上に適したルートを入手することが可能になる。

新サービスに対応した「レジェンド」
新サービスに対応した「レジェンド」
2008年9月に部分改良したレジェンドは、新サービス「インターナビ・ルート」対応のカーナビを搭載した。カーナビには専用の処理回路を搭載する。