【メカトロ講座 -茶運び人形開発計画 詳細設計編第7回】機構・機能(4)、可変ゲインアンプで超音波の減衰補償 オペアンプは雑音に配慮し選定

 これまで紹介してきたように,茶運び人形では人形の位置を求めるために,人形から茶室の壁までの距離を超音波の伝播時間から求め,四つの壁までの距離から茶室の大きさと現在の人形の位置を認識させる方針だ。実際,この方針に基づき,概念設計編の第9回(2007年12月号)では,超音波距離センサ(以下,超音波センサ)の適用可能性を確認するための基本的な実験を実施している。(以下,「日経ものづくり」2008年10月号に掲載)

表●開発設計の各過程で必要となる検討項目
表●開発設計の各過程で必要となる検討項目