【速報】火災発生から1日で高炉を再稼働 新日鉄が早期生産復旧できた理由とは

 2008年7月29日,新日本製鉄の八幡製鉄所で火災が発生し,同製鉄所では火元のコークス炉とその後工程である高炉の稼働を停止しなければならない事態に陥った。火災発生当初は同製鉄所で製造している電磁鋼板などの供給体制が不安視されたが,火災発生からほぼ1日後には高炉の稼働再開にこぎ着け,顧客企業の調達への影響を最小限にとどめた。同製鉄所における迅速かつ適切な判断が功を奏した形だ。(以下,「日経ものづくり」2008年9月号に掲載)

図●コークス炉の火災発生に至る経緯
図●コークス炉の火災発生に至る経緯