【多視済済】時刻を狂わす実行犯は誰だ?

 標準電波を受信し,時を刻む電波時計。何より正確さがウリだが,強い衝撃や磁界を受けると針が動いてしまい,表示時刻が狂うことがある。電波時計メーカー各社は,それを検出し,針位置を自動で補正する機能の開発を競い合っている。
 その中の1社,カシオ計算機は,秒針用歯車のズレと分針用歯車のズレの両方を,1組の機構で検出して補正する機能を考案。時針/分針/秒針を駆動する「タフムーブメント」に搭載した。(以下,「日経ものづくり」2008年9月号に掲載)