トヨタ「クラウン」のドライバーモニター付きプリクラッシュセーフティの開発

 交通事故のデータを分析すると、前面衝突事故の人的原因では、前方不注意が大半を占めるという。トヨタ自動車が2008年2月に発売した新型「クラウン」は、こうした前方不注意に対する配慮を盛り込んだ新しいプリクラッシュ・セーフティ・システム「ドライバーモニター付プリクラッシュセーフティシステム」を、一部車種に注文装備として設定した。衝突の可能性があるような状況で、ドライバーが運転中に横を向いていたり、眼をつむっている時間が長くなると、通常より早く警報を出して注意を促す機能を盛り込んだ。

トヨタ自動車の新型「クラウン」
トヨタ自動車の新型「クラウン」
一部車種に「ドライバーモニター付プリクラッシュセーフティシステム」を設定した。