マツダ「ビアンテ」

 マツダが13年ぶりにトールタイプの新型ミニバン「ビアンテ」を発売した(図)。国内の登録車で約3割を占めるミニバン市場で他社と差異化するために採用したのが、3ナンバーサイズによる広さの拡大と、特徴的な前面デザインによる独自性の演出だ。

 ビアンテと競合する排気量2.0Lクラスのミニバンといえば、トヨタ自動車の「ノア/ヴォクシー」、日産自動車の「セレナ」、ホンダの「ステップワゴン」の3台が思い浮かぶ。ビアンテはかつての「ボンゴフレンディ」以来、このジャンルに挑戦する久々のクルマだ。これら対抗車種が5ナンバーサイズなの に対し、マツダはあえて3ナンバーとして差異化を図っている。
 その目的は広さの拡大だ。ボディサイズは全長4715×全幅1770×全高1835mmと、競合車種に比べて全長、全幅を拡大している。室内長は2990mmとクラストップの広さだ。

マツダ「ビアンテ」
マツダ「ビアンテ」
排気量2.0Lと2.3Lのモデルがある。