【速報】ホンダ,新型燃料電池車の量産開始 大量普及に向け準備が着々と進む

 ホンダは2008年6月16日,新型燃料電池車「FCXクラリティ」の量産を開始した。販売計画台数は年間で数十台,3年間で200台程度だが,「それよりも,もっと高い生産能力を実現できている」(本田技術研究所四輪開発センターLPL上席研究員の藤本幸人氏)。生産効率を考えた車体設計の見直し,自動化を進めた設備の導入など,将来の大量生産を見越した取り組みが進んでいる。(以下,「日経ものづくり」2008年7月号に掲載)

図●水素タンクの取り付け工程
図●水素タンクの取り付け工程