【速報】日産,排出ガス浄化触媒の貴金属半減 2008年秋の新型車に搭載へ

 日産自動車は,ガソリンエンジン自動車用の排出ガス浄化触媒に使う貴金属の量を現行の約半分に減らせる技術を開発,2008年5月21~23日開催の自動車技術展「人とくるまのテクノロジー展2008」(パシフィコ横浜)に出展した(図)。排出ガスの浄化性能は現行品と同等だが,コストを半分近くまで下げられる。同社は,この触媒を2008年秋に市場投入する新型車に搭載する計画だ。(以下,「日経ものづくり」2008年6月号に掲載)

図●日産自動車が開発した貴金属の使用量が従来の約1/2のガソリンエンジン自動車用排出ガス浄化触媒
図●日産自動車が開発した貴金属の使用量が従来の約1/2のガソリンエンジン自動車用排出ガス浄化触媒