【速報】力の向きも分かる触覚センサ 入力デバイス向けにニッタなどが開発

 ニッタは,東京大学教授の舘?氏らの研究グループと共同で,3次元の力ベクトル分布を検出できる 触覚センサを開発し,2008年4月23~25日開催の「センサエキスポジャパン2008」に出展した。力の大きさや分布だけでなく,向きも検知できる点が最大の特徴(図)。ニッタは,家庭用ゲーム機のコントローラなどの入力デバイスとして使えるのではないかと考えており,既に「GelForce」という製品名で同センサの販売を開始した。主に開発・研究者向けで,価格は50万円。(以下,「日経ものづくり」2008年6月号に掲載)

図●直方体に加えて半球状のものも開発している
図●直方体に加えて半球状のものも開発している