Audi社「A4」

アウディジャパンは主力セダンの「A4」を全面改良して発売した。車体を大型化し、フロントオーバーハングを短縮した新レイアウトを採用したのが特徴だ。車体を大型化したにもかかわらず、ダイクエンチ工法などを採用することで軽量化している。可変バルブリフト機構の搭載などで燃費も向上した。

 アウディジャパンは8 代目となるセダン「A4」を全面改良して発売した(図)。A4 は同社が国内で販売する台数の約4 割を占める主力車種。プラットフォームを新開発し、ボディサイズを大型化したのが特徴だ。
 最大の特徴は、「A5」と同様にフロントアクスルの搭載位置を前方に154mm移動させた新しいレイアウトを採用したこと。クラッチよりも前方にデファレンシャルギアを配置することで、フロントオーバーハングを短縮し、前後の質量配分を改善した。

新型「A4」
新型「A4」
欧州仕様車は左ハンドルだが、日本向けには右ハンドルモデルを用意した。