ケーエスディーは,HAD(High Ability Die-casting)プロセスと呼ぶ独自技術を持つ。このプロセスを使った「抜きこう配ゼロ」で,寸法精度に優れたアルミダイカスト鋳造加工が主力事業だ。一般のダイカスト鋳造では,金型のキャビティやコアに1~2°のこう配を付けている。こう配は,金型から取り出しやすくすることと,後加工用の取りしろという二つの役割がある。通常の鋳造品は,後工程で切削加工を行うことで,所定の精度を出すのが一般的だからだ。(以下,「日経ものづくり」2008年3月号に掲載)
興電舎は,自動機・省力機などのFA機器や検査・搬送・組立ラインの受託設計・製作を手掛ける。顧
客の業種は薬品や食品,電子・精密機器,自動車部品など多岐にわたるが,設計から組み立てまでの社内一貫製造体制によって,1件ずつ顧客ニーズに即したFAシステムを作り上げる。(以下,「日経ものづくり」2008年3月号に掲載)