【速報】3次元CADの新機能強化,使い勝手の向上策に再び注目

 2008年1月から2月にかけて,3次元CADの新製品(新バージョン)の内容が相次ぎ発表になった。米Autodesk社は2008年4月にも出荷するとみられる「Autodesk Inventor2009」の概要を発表。米SolidWorks社は2008年後半に出荷する予定の「SolidWorks 2009」に盛り込む新機能の一部を公表した。さらに,富士通は3次元CAD「SolidMX」の新バージョン(V3.0)を発表した。
 各製品の新機能を見比べると,3次元モデル作成の効率化に再び脚光が当たっていることが分かる。その理由の一つは,中小企業の一部をはじめとする,まだ3次元CADを使っていない潜在ユーザーへの訴求とみられる。(以下,「日経ものづくり」2008年3月号に掲載)

図●要素部品のモデリングを効率化する「コンポーネントジェネレータ」
図●要素部品のモデリングを効率化する「コンポーネントジェネレータ」