【グローバル工場安全 第11回】製本機の設計/運用におけるリスク低減事例

 今回は,安全設計の事例として太陽精機(本社京都市)の取り組みを紹介する。同社は,京都市と滋賀県高島市の2カ所に主力工場を構え,印刷業界向けに「Horizon(ホリゾン)」ブランドの製本機を設計・製造している。この製本機を例に,機械の設計や運用におけるリスク低減の実務を見ていく。

安全設計の本場で勝負
 太陽精機の地域別製品出荷比率は,国内が約30%,欧州連合(EU)域内および北米が40~50%,残りがアジア(日本を除く)となっている。(以下,「日経ものづくり」2008年2月号に掲載)

図●BQ-470の外観
図●BQ-470の外観
安全性と生産性を兼ね備えている。