【技術がつなぐ中小企業リレー】クリスタル光学ケイテック・デザイン

クリスタル光学
 クリスタル光学は光学結晶の研磨技術を基盤に,精密研磨や精密研削加工などの事業を展開している。半導体製造装置などに使うマスフローコントーラ(気体流量制御装置)のステンレス部品研磨では国内7割のシェアを持つ。近年では液晶パネルの大型化や半導体関連機器の精密化に対応し,研削盤のサイズにして5000×3000mmの大型部品の精密加工も行っている。(以下,「日経ものづくり」2008年2月号に掲載)

ケイテック・デザイン
 ケイテック・デザインの主力事業は,金属精密部品の試作加工と治工具の設計・製作。手動式の汎用フライス盤とマシニングセンタ(MC)を連携させたコンビネーション加工を得意とし,双方の利点を生かして精密製品を素早く造る。
 中でも出番が多いのは汎用フライス盤である。1回の受注数が1個か2個のことが多いため,切削条件の設定に時間のかかるMCよりも仕上がりが早い。一方,加工に長時間を費やす場合や複雑形状に加工する場合などはMCを利用する。ただし,その場合でも粗加工や部分修正には汎用性に優れたフライス盤の出番となる。(以下,「日経ものづくり」2008年2月号に掲載)