【速報】Pro/Eの3次元図面機能の改良は,データモデル強化の一環

 米PTC 社は2008年1月16日,3次元CAD「Pro/ENGINEER Wildfire」の次期版(バージョン4.0)を発表した。詳細設計機能を大幅に強化したのが特徴。中でも製造工程への情報伝達を意識し,3次元図面に寸法を自動表示させる機能を強化したのが目立つ(図)。情報はあくまで3次元モデルに対して付加し,これを2次元図面に依存せずに利用可能にするという考えに基づく。同社は日本のユーザー会でも3次元図面に対する要望の把握に努めていた。
 3次元モデルに盛り込んだ拘束条件としての寸法や,穴や溶接といったフィーチャに対する注記が3次元図面に表示される。注記は画面に対して常に正対させることも,モデルに対して固定することも可能。(以下,「日経ものづくり」2008年2月号に掲載)

図●Pro/ENGINEER Wildfire 4.0の3次元図面表示
図●Pro/ENGINEER Wildfire 4.0の3次元図面表示
PTCはPro/ENGINEERのモデルデータに,さらに情報を盛り込んで活用の余 地を広げる考え。CoCreate製品群は,素早く使えることを前面に出す。