【速報】ホンダ,気筒休止機構に4気筒モード,新型セダン「インスパイア」に適用

 ホンダは,新型セダン「インスパイア」に新開発の気筒休止機構を搭載した(図)。これまでの6気筒燃焼,3気筒燃焼に加え,4気筒での燃焼を可能にしたもので,同社は実用燃費の改善が可能としている。
 インスパイアのエンジン排気量は3.5L。従って,3気筒燃焼では1.75L相当,4気筒燃焼では2.33L相当のエンジンとして機能する。発進・加速時や登坂時など,高出力が必要な場合は6気筒燃焼とし,平地の定速走行時など低出力で走行可能な場合はV型エンジンのリアバンク側3気筒を停止させる3気筒燃焼を使う。さらに,以前は気筒休止状態にできなかった比較的高い速度域での緩やかな加速の際に,4気 筒燃焼を適用する。(以下,「日経ものづくり」2008年2月号に掲載)

図●新型セダン「インスパイア」に搭載されたエンジンのカットモデル
図●新型セダン「インスパイア」に搭載されたエンジンのカットモデル